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History

剣道を通じて多くのご縁があったと思います。その中でもとくに感謝されている方はいらっしゃいますか?

淳史さん

親父、お袋はもちろん、兄の秀夫・姉の江美子には感謝してるね。

防具屋を生業とできたのは兄のお陰でもあるし、兄の人脈によって色々な方との縁ができた。姉は兄が体調を崩した後に「山中武道具」を切り盛りしてくれた。いつも明るく見守ってくれたよ。

姉 江美子

姉 江美子さん

山中武道具

山中武道具店

妻の博子には苦労ばかりかけたね。仕事ばかりで子育ても任せっきりだった。子供をおんぶしながら店番してくれて。よくついてきてくれたよ。本当に感謝しかない。

康子さん(博子さんの姉)にも感謝しかないね。創業当時から店を手伝ってくれた。四十年間も。康子さんがいなかったら、ここまでこれなかった。

この歳になって思うよ。剣道と縁があったから、ここまで生きてこれたと。

康子と博子

義姉 康子さん / 妻 博子さん

孫、博子、康子

孫たちと遊ぶ 博子さん / 康子さん

少し悲しげでもあり、昔を懐かしむような、

はにかんだ顔で、淳史さんは語ってくれた。

淳史さんが感謝の念を口にした、父、母、兄、姉

そして妻の博子さん、義姉の康子さん。

今はもう皆、故人となられている。

淳史さんはある意味、孤独なのかもしれない。

けれど、そんな風には微塵も感じない。

それはきっと、剣道と商いの中で鍛えられてきた

精神力の強さゆえなのだろうか。

インタビューが終わり後片付けをしていると、

それまで物陰に隠れていた孫たちが

「じいじー」と淳史さんのもとに駆け寄ってきた。

孫たちとじゃれあう淳史さんは

とても嬉しそうだった。

その笑顔には、淳史さんの人生が滲んでいた。

じいじー
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